どうもウイスキー大好きトコログです。
スペシャルリザーブと言えば古くからあるサントリーのベストセラー商品。オールド、リザーブ、ローヤルの3兄弟はもうサントリーの御三家みたいな存在ですよね。高度経済成長期に馬鹿みたい売れたオールドを筆頭にローヤル、リザーブとどれもヒット商品になったというんですからすごいですよね。
最近はウイスキーは人気のある商品となってきましたが、それでも当時の人気っぷりは今の比にならないくらいすごかったみたいですね。
そんなリザーブですがすこし飲みたいなと思ったので、なんとなく買ってみました。そして飲んでみると意外なほどに美味しい!え、リザーブってこんな美味しいんだとちょっとした感動を覚えました。
最近はジャパニーズウイスキーがなかなか買えないのですが、この価格でこんなに美味しい国産ウイスキーを飲めるのに驚きました。
今回はそんなサントリーのスペシャルリザーブをレビューしたいと思います。
サントリーウイスキースペシャルリザーブをレビュー

という訳で今回はサントリーウイスキースペシャルリザーブを購入してみました。
リザーブは1969年に誕生したウイスキーで、当時は売れまくったオールドと並んで人気のウイスキーだったみたいですよ。
その時代に働いていた方にウイスキーのお土産に持っていくと響より喜ばれるなんて事もあったりします。
近年はあまり人気がなかったリザーブ
多種多様な国産ウイスキーが発売され、数年前には人気のない銘柄となっていました。
当時はシングルモルトブームと原酒が豊富にあったので年数表示のある商品が人気(リザーブも10年表記していました)。
特に同価格帯には竹鶴12年や旧余市に、低価格帯にはブラックニッカ8年などニッカの強力な商品があったりとリザーブはどうもパッとしない印象。
他にもスコッチの有名な3本(ジョニーウォーカー黒・バランタイン12年・シーバスリーガル12年)があり、正直リザーブ買うくらいならこれらの商品のほうがコスパが良いと言われてました。
そしてサントリーにも圧倒的な存在、響12年がいたりと肩身の狭いリザーブ。
そんなリザーブですが、近年は再評価され始めています。
スペシャルリザーブが再評価されはじめた
ニッカのコスパに優れた商品が終売続出、さらにスコッチや輸入ウイスキーも為替の影響などもあり値上がり傾向。
そして響12年が終売し、響17年は休売とサントリーのブレンデッドのラインナップに大きな変化が訪れました
そういった流れで密かに注目を集めているのがリザーブやローヤル。
現在のリザーブはキーモルトに白州蒸留所の原酒が使用されており、白州の青りんごや洋梨を思わせる華やかな香りが特徴的で割とウイスキーファンからの評価は上々です。
しかも最近、ジャパニーズウイスキーとして定義付けされリザーブはちゃんとしたジャパニーズウイスキーということも認められました。
白州原酒が少ない現状では、リザーブはかなり貴重で重要なポジションのウイスキーと言えるでしょう。
※白州12年や白角が販売休止と白州原酒はかなり貴重になってるみたいです。

スペシャルリザーブのデータ
商品名 | スペシャルリザーブ |
---|---|
メーカー | サントリースピリッツ株式会社 |
アルコール度数 | 40% |
原産地 | 日本 |
原材料・成分 | モルト、グレーン |
実際にスペシャルリザーブを飲んでみる

という訳で今回はスペシャルリザーブを飲んでみたいと思います。
ボトルのデザインは昔ながらのリザーブといった感じでかっこ良いですね。
サントリーは広告とかボトルのデザインは本当優秀です。
赤ワインに使われるような濃緑色と丸っこいデザインがどこか高級感と可愛さを纏ったボトルです。
まずはストレートで飲んでみます

まずはストレートで頂いてみます。
第一印象はめっちゃ白州に似ていると感じました。
白州といえばあの清々しい青りんごや洋梨を思わせるようなとても華やかでフルーティーな香り。
それが全面にきていて、「あれ?これめっちゃ白州っぽい」って思いました。
もちろんキーモルトに白州を使っているので、当たり前ですがこの価格でここまでハッキリと白州っぽさを感じれるのはスゴイかも。もちろん本家白州の方はシングルモルトなので、リザーブの方がすこしおとなしい印象はあります。
でも逆にブレンデッドウイスキーとしての安定感もあり、このウイスキーとても良いなと思いました。
フルーティな香りに、スモーク感もあり、バニラの様な甘みとビター感も感じます。
これは思った以上に本格的でかなり美味しいウイスキーだと思います。
トワイスアップで飲んでみる

次は加水してトワイスアップで頂いてみました。
トワイスアップにする事で華やかな香りが一段と浮き上がってきます。
香り自体は非常に豊かでずっと匂いを嗅いでられるくらいです。
香りの良さは相変わらずですが、味わいはずいぶんとアッサリとライトな印象に。
これはこれで飲みやすくて良いのですが、本家白州と比べて幾分パンチ力に欠ける印象。
華やかでフルーティー感はしっかりと主張しているのに対して、ピートやビターな感じがかなり薄れて、全体的にライトで飲みやすい印象。
人によってはこちらの方が好きって人もいるかもしれませんね。
ただ個人的にはすこし重みがスポイルされてしまった印象。
ロックで飲んでみる

次は氷を入れてロックで飲んでみます。
うーん!ロックはロックでまた面白い感じです
驚いた事にロックにしても白州の爽やかなフルーティー感がしっかりと残っています。
そしてピートやバニラ香がそれなりに主張を始めます。
味も甘みが薄くなり、ビターの比率が上がってトワイスアップで感じたライトな印象からそこそこ重さを持ち始めます。
それから飲み進めると温度が冷えた影響か、華やかな香りは大分閉じてしまいますが、スモーキーな香りが目立ちはじめました。
割とピートを感じれるので、そういったスモーキーなウイスキーが好きな人はロックを試してみるのもありだと思います。
ハイボールで飲んでみる

ラストはハイボールを頂いてみます。
いやーこれ白州のハイボールにそっくり!
白州の爽やかな香りとビターな感じがホントに似てます。
ワンランクどころか2ランク上のハイボールって感じで、非常にハイボールに向いてる印象。
ハイボール好きな人にも結構おすすめですね。
まとめ
今回はサントリーのスペシャルリザーブをレビューしてみました。
思った以上に白州っぽくてびっくりしました。何度か飲んだことがある筈なんですがね……
しかしこれは嬉しい誤算です。
個人的にはスペシャルリザーブはストレートで飲むのが一番良いかなと感じました。
アルコール感も価格帯の割にはマイルドで香りや味のバランスが一番良かったと思います。
そんな訳でリザーブが気になっている人は一度試してみてはいかがでしょうか?特に白州っぽさが気になる人にはおすすめですよ。

コメント
コメント一覧 (7件)
響のジャパニーズハーモニーが終売と書かれていますが、響17年休売の間違いではないでしょうか?
ジャパニーズハーモニーは今も店頭に並んでいますし、響17年は終売ではなく休売と公式で発表されていたはずです。
そうですね響17年が休売でした。間違いの指摘ありがとうございます!
記事の方も修正させて頂きました。
休売の「白角」が、白州原酒が入っており水割りが美味と聞いて探していたのですが、amazon価格で3000円台後半近くなっており閉口しておりました。
そんな中、トコログさんの記事を読んでリザーブの方がより白州感がリッチなことを知り、今後は価格も適切なリザーブでお手軽に白州テイストを楽しみたいと思います。
ありがとうございました
Cmomoさんコメントありがとうございます。
白角が今はそんなお値段になってるんですね……恐ろしい(^o^;
確かにそれならリザーブの方がランク的にも上で白州テイストなのでピッタリですね!
勉強になりました!
リザーブ好きの知り合いがいるのですが、さすがにいつもリザーブをプレゼントしてるのでサプライズ感がないなと思い違うものを今年の誕生日にあげたいと思っています。
リザーブをハイボールで飲むのがすきなのですが、ほかにおすすめできるウィスキーありますか?
いくつかあれば参考にしたいと思います。
カッシュさんコメントありがとうございます。ウイスキーのプレゼントをされるのですね。とっても素敵です。
さてリザーブがお好きということならワンランク上の響やリザーブのキーモルトに使用されている白州などがオススメしたいとこですが……
残念なことにこの2本は現状入手困難もしくはプレ値がついてしまってるので、すこし難しいんですよね。
ということで、個人的なオススメになりますが、スコッチのシーバスリーガル12年ミズナラエディションがオススメしたいです。
フルーティーでいて、爽やかな雰囲気もありますので、白州とすこし似た傾向のウイスキーだと思います。
予算的にもリザーブに+1000円程度なので買いやすいと思いますよ。
もう一本はニッカウイスキーの宮城峡ですね。こちらもフルーティーで華やかなウイスキーでとってもオススメ。
少しでも参考になればと思います。
白州ノンエージが2本買えちゃうコスパ、最強ですよね。
ハイボールにしちゃえば白州だし
私はサントリー3兄弟の中では1番好きです。
次男は補欠じゃない!みたいな